若年性パーキンソン病
パーキンソン病は40歳以下の方も発症する若年性パーキンソン病や遺伝により発症する家族性パーキンソン病があります。 気になることがあれば専門医に相談しましょう。
若年性パーキンソン病ー40歳以下で発症
40歳以下で発症した場合、若年性パーキンソン病とよばれます。全体の10%程度で、一般的なパーキンソン病との違いはまだ解明されていませんが、次のような特徴があります。
- 病気の進行がゆるやか。
- 薬(レボドパ)がよく効き、薬の使用量は少なくてすむ。
- 薬による「ジスキネジア(不随意運動)」が出やすい。
- 初期症状としては歩行障害が多く、ふるえは少ない。
- 物忘れなど認知機能障害は認められない。
家族性パーキンソン病ー遺伝することもあります
パーキンソン病のほとんどは非遺伝性(孤発性)で、遺伝はしませんが、5〜10% の患者さんには家族歴があり、これを家族性(遺伝性)パーキンソン病とよびます。最初に出る症状は歩行障害が多く、ふるえはあまりありません。睡眠によって症状の改善がみられるという特徴があります。