介護保険制度
「介護保険制度」は2000年(平成12年)から始まり、パーキンソン病は、介護保険制度での特定疾病になっています。サービスを受けるには原則1割の自己負担が必要です。ただし、前年度の所得に応じて、高所得の人は自己負担率が2割あるいは3割になります。
制度の概要
対象
・65歳以上の方(第1号被保険者)
・ヤールの重症度がⅠ〜Ⅱ度で難病認定されなかった、40〜65歳未満のパーキンソン病の患者さん(第2号被保険者)
有効期間
原則として6カ月。
更新認定の有効期限は原則1年間。
申請窓口
市区町村の担当窓口。
本人以外に、家族、ケアマネージャー等でも代行できます。
申請に必要な書類
① 要介護認定申請書
② 介護保険被保険者証(40〜65歳未満の人は医療保険被保険者証)。
要介護認定基準について
介護認定は、要支援1〜2、要介護1〜5の7段階で判定され、それぞれ介護保険支給限度額が異なります。
月々の要介護度別の支給限度額と自己負担額
利用できる主なサービス
介護保険で利用できるサービスには、要介護と認定された方が利用できるサービス(介護給 付)と要支援と認定された方が利用できるサービス(予防給付)があります。自宅や施設で利用できるもの、用具の貸与や住宅改修費の補助などがあります。
居宅サービス(訪問型)
- 訪問介護(ホームヘルプ)
- 訪問看護
- 訪問入浴介護
- 訪問リハビリテーション
- 居宅療養管理指導
居宅サービス(通所型・短期入所型)
- 通所介護(デイサービス)
- 通所リハビリテーション(デイケア)
- 短期入所生活介護/短期入所療養介護(ショートステイ)
施設サービス(要介護の人のみ)
- 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
- 介護老人保健施設(老人保健施設)
- 介護療養型医療施設(病院の療養病床など)
その他サービス
- 福祉用具貸与
- 住宅改修費支給
- 特定福祉用具購入費の給付
- 特定施設入居者生活介護