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難病医療費助成制度

2015年(平成27年)1月から新たな「難病の患者に対する医療等に関する法律(難病法)」が始まり、パーキンソン病も医療費助成の対象疾病に指定されました。この法では難病のある人の医療費負担を軽減すること、治療を継続しながら社会参加できるような総合的支援を進めることを定めています。

制度の概要

対象

ヤールの重症度がⅢ度以上かつ生活機能障害度Ⅱ度以上の人。

月ごとの医療費が33,000円を超える月が年間3回以上ある場合は、症状の基準を満たさなくても対象となります。

他の公費による医療給付を受けている場合は対象となりません。

有効期間

原則として1年間。
その後も継続希望の場合は更新申請の手続きが必要です。

申請窓口

最寄りの保健所や市区町村の担当窓口。

申請に必要な書類

① 診断書(臨床調査個人票)
② 申請書(指定難病医療費支給認定用)
③ 公的医療保険の被保険者証のコピー
④ 市町村民税の課税状況の確認書類
⑤ 世帯全員の住民票の写し

地域によっては①から⑤以外の書類の提出を求められる場合があります。

難病法に基づく特定医療費の自己負担上限額

世帯の所得に応じて自己負担額が決定されます。(下図は2020年2月現在の情報です)

難病法に基づく特定医療費の自己負担上限額 難病法に基づく特定医療費の自己負担上限額

単位は「円」です。
「高額かつ長期」とは、月ごとの医療費総額が5万円を超える月が年間6回以上ある者
(例えば医療保険の2割負担の場合、医療費の自己負担が1万円を超える月が年間6回以上)

難病情報センター資料を基に作成